マンガの構造

久しぶりにメディア論系を手に取る。大塚英志まんがの構造―商品・テキスト・現象
大塚英志さんの本は『キャラクター小説の作り方(ISBN:4061496468)』しか読んでいないけれど、東浩紀さんの『動物化するポストモダンISBN:4061495755)』の中で何度か触れられていたので、古い本を選んでみました。…うわ、私が小学生の時の本だ…。


今日読んだのは半分くらいまで。
第1部現象論では、いろいろ面白い話が載っているが、とりあえず後回しにして、雑談を。
最後に読んだ第2部テキスト論の4「<無縁>としての下宿」を読んで思い出したのが、みなぎ得一さんのマンガ『足洗邸の住人たち。 (1)(ISBN:4847034260)』。
この章で大塚さんは高橋留美子の『めぞん一刻』に登場する、主人公を除いた住人たちを、フォークロアの文脈を援用して「恩恵を与え、悪戯を繰り返し、マツリの場で供物を要求する<家の神>」に似ていると読み解いている。


…この部分、そのまま『足洗邸』だなぁ、と読んでいて噴いてしまいました。w
『彼らは部屋つきの神、なのである。』
うんうん、部屋に住んでる妖怪悪魔異邦神に懐かれてる状況は確かにそうだ(笑)さて、仙太郎は邸という境界から踏み出すのか、踏み込むのか。(ぉ
こういう構造、普段の生き抜きに読んでいる分にはあまり気付きませんから、ただ面白がるだけでも、こういう本は面白いです。


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