落日の剣(上)

サトクリフ著『落日の剣〈上〉若き戦士の物語―真実のアーサー王の物語』を読了。
物語は半ばながら、怨讐に塗れたアーサーの異母姉の影がひたひたと。
その呪いの、なんと忌まわしいことか。
望まず得た妻とのやりとりも概ね良好なだけに、一層その陰影が映えて、そこに引き裂かれているような感じを覚える。

戦々恐々としながらも、下巻が楽しみ。