読んだ本と買った本

昨日の『ISO14001を学ぶ人のために―環境マネジメント・環境監査入門 (シリーズ環境・エコロジー・人間)』は、読む側の視点が決まっていると楽に読めるかも。ISO19001の理解と実施のために、大事な点は繰り返し述べているから、既出の内容や軽く目で追えば良い段落を読み分けていくと、楽に通読できる。
…まあ、それだけ今の自分には関係の薄い話しだということなのだけれど、こういう読み方は覚えておこう。


調査に始まり、重要な環境側面の決定、見なおしプロセスの設定、そして通知と教育の徹底。日常業務を常に見直してゆく客観的な工程を作るために必要な条件を纏めた国際規格が、iso19001らしい。
この本によれば、実施の初期段階においては、作業の効率化による経済効果と環境負荷の軽減をもたらす「けち式」の効能があるが、これは進めていくうちに頭打ちになる。そこで更に環境負荷を軽減するように考えると、製造業では製品そのものについて、環境により配慮した、または改善するような製品を開発する段階に行き当たる。この規格の狙いはまさにこの段階にあり、世界中の企業をこの状態に押し上げるために制定されたそうだ。
本当に、そうなれば良い。


こういうジャンルの本を読み出して思うのは、マスコミの取扱いがあまりにも薄いのではないか、ということだ。全員が気にすることからしか、こういうことは進まないのじゃないか。これも不景気ゆえの余裕のなさなのか、まだ働いていない自分には、判断のしようが無い。触れないよう気にしているのは政治だけでなく報道も、ということなのか。だとしたら、経済界に圧されて京都議定書やその他諸々の条約に加盟しないアメリカ政府を、日本人だって責められはしないだろう。


…む、視点が愚痴っぽい。反省反省。


J・P・ホーガンの『星を継ぐもの』を新古書店で購入。
まだ『落日の剣』を読んでいる最中だけど、この作家さんを読むときはこの本から、と決めていたので、見かけたときに確保しておく。105円。