今週読んだ本とか

小説を買うのは久しぶり。やはり良いなぁ。

夢枕獏陰陽師 鳳凰ノ巻』文春文庫

「ゆこう」「ゆこう」のやりとりが何やら心地よい有名シリーズの四巻目。回を重ねる毎に、博雅の言葉が微妙な域を突いてくるので、それも楽しみ。夢枕さんの小説は肌や嗅覚に訴えかけるような雰囲気があって、とても面白い。

J.R.R.トールキン指輪物語』評論社

近くの新古書店で1〜7巻が格安で並んでいたので確保。読み返すのは七年振りだけど、面白さは色褪せていない。古森のトム・ボンバディルが良い。序盤の登場のみだけど、この物語の核心をついた、象徴的な存在じゃないだろうか。