ネギま!二次創作サイトの―

投稿図書で「恐怖!図書館に潜む謎の怪物!」というお話が公開されています。
とても真面目に書かれた笑い話で、状況は悪質ですが、不愉快にさせられる類ではありません。
さくさく読み進めて、すっかり気に入ってしまいました。
ただ、残念だったのが、私には主人公の姿がよく分からなかったこと。
つまり、彼は「嫌悪感を催させる触手系モンスター」なのです。


タコやイカ、クラゲくらいなら、面白いモチーフだと思います。
しかし、「触手を備えた悪魔」となると、正直あまり描きたいものではありません。
「見ていて気味の悪いもの」は、当然描いてる方も気分が悪くなりますから(苦笑)
ただ、この小説の主人公は、とても健気な奴でして……
初めて、触手系モンスターを描く気になりました。


そんな訳で、文章から読み取れた特徴を下に、ネットからタコと火星人の画像を集めながら描いたイラストを投稿したのが先週のことです。
作者の、りの様のイメージとは掛け離れていて、自分の想像力がちょっと心配になったりもしたのですが(笑)
頂いたコメントから、外見の恐ろしい怪物という最低ラインはクリアできたようです。


本当に描きたいのは、作中世界でおそらくあったであろうある光景なので、もう少し触手くんとの付き合いは続きそうです。
自然の生物ではなく、しかし明確な悪意と危険が感じられる姿。
自由に描けるようで、内部まで想像すると、破綻無くデザインするのが途端に難しくなる。
試行錯誤するうちに、ちょっと触手モンスターを描くのが楽しくなってしまって、何やってるんだとか、セルフ突込みをする近頃です。


しかし、姿かたちって大事ですね。
友好的なモンスターというと「ドラゴンクエスト4」に登場するホイミンが真っ先に浮かぶのですが、もし彼が鳥山デザインでなく、天野デザインのグロテスクモンスターだったら、ライアンとホイミンのエピソードは、ああも美しいものにはならなかったのではと思うのです。


そんな思いの下に、落書き。