Vocaloid2の雑感

声質の好みから言うと、声量のある旧バージョンのMEIKOに軍配が上がるのですが、耳にしたときの自然さで上回るのが決定的な差になっています。


肉声と聴きまごうレベルが、まだ少ないながらも、ちらほら。
最初は、極少数の達人的なユーザーのものになるかと思っていたのですが……
そこまで至らずともたくさんの聴けてしまうのは、聴いてると慣れてしまえる程度というのが大きいですね。
長時間聴いていられると「音を外すことが無い」「息切れすることが無い(!)」利点が活きて、安心して聴いてられます。


初音ミク」について言えば、さり気ない心情吐露や、ポエムっぽい歌が似合う声質も、公開曲数が増えてるポイントのひとつかも。
男の声じゃどうしても似合わない、歌えない曲ってのは山ほどありますからねーw;


とはいえ、くり返し聴く分には、肉声とMIXにしたものが聴き易くて気に入ってるのですけどね。

(註:どれもニコニコ動画へのリンクです)


つくづく技術的問題がネックのSFというのは、単に時間の問題なんだと思ってしまいます。
SFアニメに登場する電子の歌手というと、シャロン・アップルやKEYなんてのがありましたね。
あれらは質において圧倒的な存在として描かれていました。
特殊で唯一であるが故に、仮想的な歌手が自律性を獲得するお話。(KEYは最後までは見ていないので、しかとは言えませんが)
Vocaloidは、あくまで楽器のひとつとして供給されて、量的なそれに於いて人を圧倒しそうというのが何とも……


何だかんだで、歌うことの快感は揺るぎませんから、歌手や制作者にはせいぜい良いツールが出来たってことなんでしょう。ここは今後も大いに期待したいです。
ただ、他人の歌声に共鳴する快楽が、シンセサイザー相手でも得られるって証明されちゃったのは、聴き手にとってこそ大きいような気がします。


さて、今の話。
現状、プレイリストや再生数が頼りですが、探し易い方法が欲しいですね。
公式サイトを見るに、年末に次のキャラクターがリリースされるようですから、更に公開される曲が増えるのは必至ですし。
リンクスや検索エンジン、ランキングとか、需要ありそう。
Vocaloid専門の、ジャンル別WeeklyCountDownとか、欲しいです(笑)