もっとアイテムを

どうやらアトリエシリーズの新作がでるらしい。
ニュースサイトの広告からアマゾンの商品ページを見ただけだけど、ゲームの雰囲気はとても好い。


アトリエシリーズで遊んだことがあるのは1作目だけ。
けれどPS『マリーのアトリエ』は、それこそ寝食を忘れかけるくらい嵌った。
実際、夜中に目が覚めてしまって、朝までアトリエとか。


必要十分というか、エンディングコンプするまでぎりぎり埋まらない程度の量、望みのエンディングを見て満足して、あとはちょいちょいでコンプできるアイテム量って意味で、PS『マリー』のコンパクトさは結構、かなりアリだと思ってます。
コンプは気になるけど、苦行はちょっと。というぬるいゲーマーなので…


で、新作はアイテムが100種類だとか。
「少ない!」
って脊髄反射で訴えてしまう仕様ですが、冒険物なら確実に不満な量でも、アイテムメーカーではちょっと違う。
手に入れる=作る。つまり相応の手間がかかる。
もしかすると工夫も要求してくれるかもしれない。 そして冒険を彩る添え物ではなく、情熱を傾け得るべき目的そのものが、そんなに沢山あっても困ります。
物語を閉じるときには、何の心残りも無いように、キャラクターには全てをやりきった笑顔で居て欲しい。
コンプが気になるぬるゲーマーには嬉しい量です。


ただし、ストーリーへの欲求がいい塩梅に満たされても、もう一方は満たされない。
「行ってみたい!」「暮らしてみたい!」
異世界ファンタジーの魅力、「この絵本に入りたい」つまり、雰囲気に浸りたい欲求です。
これは好きなときに好きなだけ(長くても、短くても、都合の良いだけ)、プレイヤー自身が接したいというものなので、やることが尽きてしまっては困ります。
アイテムの数は多ければ多いほど好ましいです。
コンプへの欲求とは対立しますが、感情移入や妄想設定が反映できるように、自由度の高い選択肢が欲しくなります。


で、気になる宣伝文句は、作り方によって性能に差が出る、という部分。
ここ重要です。
ちょっと性能が上下する、程度なら話になりません。
が、付加効果、効果範囲、使用できる状況の自由度によっては、化ける。
もしも、更には気に入ったアレンジアイテムをリネームできる、とか。
もしも、おまけに表示グラフィックまでカスタマイズできる、とか。
そんなステキ仕様だったら。
きっとストーリーそっちのけでアイテムメイクにハマるに違いない。
というか、きっと時間制限のあるだろう本編に加えて、制限の無いフリープレイモードが欲しくなる。


もっとアイテムを。もっとアイテムを!一心不乱の、地獄のようなアイテムメイクを!
そんなゲームだったりしないかなあ、と。 思わず妄想が走ったので、ここに書いてみます。


ストーリーと共に世界を楽しんで、満足した後は、好きなときに好きなだけ楽しめる。
多分にオブリをやって毒されてるけど、こういう要素もやっぱり重要だという気がしてます。
そうでなければ、同じゲームを育て方を変えて何周もしたり、クエストそっちのけで箱庭ゲーに嵌り込んだりする理由が分からないと言えるくらい。
じゃあそういう時はオブリやればいい、という考えもありますが、アトリエシリーズみたいな雰囲気はないのです。
どこもかしこも、闘争すべき、雌雄を決すべき脅威に満ちているファンタジー
心地のいい塩梅ってのがなかなか無いので、邦ゲーには期待せざるを得ません。


こういう雰囲気重視のグラフィックで、しかも3D。いいかもしれない。
わが家のゲーム機はPS止まり。
PC用ゲームで十分満足しているので、いいなと思っても、欲しいと思うことはなかったのですが。
すごく久しぶりに、据え置きゲーム機のゲームが欲しいと思いました。

マッチポンプが融ける時間

鞄のサイズの都合上、家で『星虫年代記1』を、移動中で『タイタス・クロウの事件簿』を、という読書生活。
どっちも楽しいし、上げて下げてでバランスも良いのだけど
……夢の中で混じってるのか、最近、夢見がカオスです。
絶対に混じって欲しくない2冊だなあ(笑)

『星虫年代記1』購入!

書店に取り寄せを頼んでおいた1巻が届いたので、購入。
かぶりつくように『星虫』を読了。
懐かしすぎて脳汁が……


新潮文庫版も含めて何度読んだのか分からないのに、まだ同じように興奮できる辺り凄い。


修正は、背景にある時代設定の更新。
あと、星虫と人間と地球についての考察や、終盤の心情描写は、記憶にあるよりも明快に豊かに描かれていたように思いました。


『イーシャの船』と短編『バレンタイン・デイツ』も楽しみ。
ここまで、つい一気に読んでしまいましたので、こちらはもう少しゆっくり読むことにしましょう。

岩本隆雄『星虫年代記2』読了

先週の金曜日に、住吉書房で購入。


きっちり纏まった時間旅行物の『鵺姫真話』。
『真話』の周辺を補完する『鵺姫序 翔』。
どどーーんとスケールを拡大して、星虫世界を総ざらいする『鵺姫異聞』。
純、まさる、隆のふるまいに、にやにや。 
変わらず楽しめました。


記憶していたソノラマ版を思い起こしてみると、

  • プロジェクトの科学面での解説
  • プロジェクトに反対するテロリスト側の人物や設定
  • 地球外生命たちの記述
  • 『星虫』との伏線

この辺りが加筆修正分のような気が。
異星人あたりはすごいなあ。 もう完全にファイブスター物語級じゃないか。
大きな背景を、等身大の視点からなるべく外さないように描くあたり、らしいなあと思うのですが、今回はずずいと書ききった感じが。
ソノラマ版ではさらっと触れられたくらい、と感じていたので、新作を読む気持ちで楽しめました。
というか、『異聞』終盤はなんだか隆がおいてけぼりな気がっ(笑)


『夏休みは、銀河!』での終わり方といい、未来方向への伏線をぽんと置いておく辺りが、わくわく感の一つなのかなあ。
今回も楽しいひと時でした。

星虫年代記 2 鵺姫真話/鵺姫序翔/鵺姫異聞 (朝日ノベルズ)

星虫年代記 2 鵺姫真話/鵺姫序翔/鵺姫異聞 (朝日ノベルズ)

古本屋で保護。

立ち寄ったぽんぽん船で、ブライアン・ラムレイの『タイタス・クロウの事件簿』を見つけて購入しました。
続編の『地を穿つ魔』を先に読んでしまっているのがあれですが、特に伏線があるわけでもなさそうです。
前回はたっぷりに楽しめたので、一作目にも期待できそうです。
とりあえず、積ん読にならないように、普段使いの鞄にセット。
少し前に『赤い護符』を読み終えてから空いていたので、丁度よいタイミングでした。

タイタス・クロウの事件簿 (創元推理文庫)

タイタス・クロウの事件簿 (創元推理文庫)

カバーイラストがまたステキだ。


そういえば、クトを読む直接の切欠になった、赤枝さんの『魔導探偵、麻帆良に立つ!』はどうなってるだろう。
間違いなく公開が続いているだけでありがたい良作だし、きり良い所まで進んでいて、ある程度満足しているのだけど。
やはり続きが気になるところです。
(「投稿図書」確認。過去ログに流れちゃってますね…。[P 0005]にありました)


いろいろ忙しないご時世ですし。
加えて、ネギま!はでっかい伏線のネタばらしにかかってる最中なので、二次を書きにくいってのもあるのかも知れません。
ネタがある程度出揃えば、活性化するんではと期待してるのですが……
物語的に本腰、というか本流に乗ってきた感じなので、安心して二次界隈でネタにできるのは当分先の話になりそうですね。

[小説] (また)出てた!(笑)

書店に立ち寄って発見、岩本隆雄さんの『星虫年代記2』!
タイトルを見て、思わず完全新作のシリーズが始まってたのかと思いましたが、
以前の星虫シリーズに加筆して、書き下ろしを加えたもののようですね。
もー、『星虫』は何度成長すれば気が済むのかと(笑)


というか、以前も廃刊→加筆→新しい出版社から発行の流れでしたっけ。
ソノラマでは『鵺姫』が加わって、それまでの新潮文庫版から、いっそうの世界観の拡大がなされた訳でしたが。
またやってくれないかなー。
ソノラマ版星虫シリーズは、あれで綺麗に完結したと感じているのですが……
進化計画のその後とか、期待してしまいます。
もちろん、『夏休みは銀河!』のシリーズも期待したいところっ!(笑)


ともあれ、こうしてちゃんと出版してくれる状況も、また加筆されたお話が読めるのも、
ましてや書き下ろしがあるというのも嬉しい限り。
『鵺姫序 翔』なんて、とても気になります。
どうしよう。懐具合はなんだけど、岩本さんの小説はきちんと新品で買いたいなあ…
手放す人が少なそうだ、というのもありますけどね。


とりあえず、『星虫年代記1』から読むことにして、今日は購入を見送りました。
店頭に置いてありませんでしたので……


ネットで読んだ『Sword Art Online』の文庫版も気になってきたし、そう言えば『ドラキュラ崩御』や『タイタス・クロウの事件簿』、『白き狼の息子』も読んでいない……
めっきり失っていた小説欲、急に火が着いてしまいました。


アルバイト、資格、部屋の修理、芝の張替えに花壇の積み増し、棚を作って、あとそろそろまた絵が描きたい……ってなんかお金の掛かることばっかりですが。
思うように読めないのは欲求不満の種ですが、やはり小説に心躍らせられる状態の方が、一日が楽しい気がしました。

岩本隆雄『夏休みは、銀河!』

赤丸イチオシ、宇宙と科学と御伽話な素敵ストーリーの語り手、岩本隆雄さんの新刊。
待望の、というか、もうだめかも知らん、と思われた新作。
本当か!と。 これを待っていた!と。 4月1日じゃなかろうかと。
発売は先月ですが、実はまるっきり気付いていませんでした。
みさきさんとこ(id:misaki_17)で取り上げているのを、はてなアンテナがキャッチ。
もう、感謝感激雨あられ、です。
> とっくに読んでそうだなぁ
とか名指しで書かれてしまっていて、私、内心大汗。


最寄の本屋が改築中になってから、本屋による習慣が、ぱったりなくなってたんですね。
本屋を梯子するほど染み付いてたのに……ちょいとショック。
まあ、本屋の梯子は、ちょっと時間の使い方としてどうかってやつですが。
いや、結構面白いんですよ? 品揃えとか、手製のポップとか、特色があって。
ただ、本屋さんの数が減ってしまったので、今やろうとすると大変かもしれません。


それで、本日めでたく購入。
時間を忘れて続きを読みたくなると困るので、上巻だけ。


正直、諦めてました。
星虫アニメ化の話が立ち消えて、ソノラマが廃業になって、もう読めないと思っていました!
無事に出版されて良かった。
新書版というのも、以前から気になっていたタイトルの中身が読めるなら問題ありません。
この調子で、ソノラマで名前の挙がっていた『まみはま鼬騒動』とか『ミオとコロン』とかもぜひ出して欲しい。
けれど僅かに一点……
新書には珍しい、このピュアな表紙は……
正直、年をとってしまった野郎には、逆にハードルが高いですよ(苦笑)

夏休みは、銀河! 上 (朝日ノベルズ)

夏休みは、銀河! 上 (朝日ノベルズ)